『白玉屋新三郎の白玉レシピ』 白玉屋新三郎・著


こんなに簡単で、こんなに美味しい

小さいころ、ちょっと欲張って一口で白玉を頬張って
喉に詰まらせそうになったことがあったような、ないような…
白玉と聞いて真っ先にイメージするのはやっぱりその
独特のモチモチとした食感。

餅などとも違う、その白玉ならではの歯触りは
食べた人を病みつきにしてしまう。
あんみつや和風パフェなどに添えられていることも多い白玉だけれど、
その美味しさは主役級。

私が好きでたびたび訪れる鎌倉の甘味処『茶房 雲母』さんでも
美味しい茹でたての白玉スイーツを求めていつも女性たちが
行列を作っている。
(http://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14000248/)

そんな風に和菓子の中でもとても人気のある白玉だんご、
作り方は驚くほどやさしい。

熊本県で370有余年も白玉粉を作り続けている、『白玉屋新三郎』
さんがこの本の中で、代々受け継がれてきた
一番おいしい白玉だんごの作り方を紹介している。(p15~)

白玉だんごを作るには、
①まず白玉粉に分量の三分の二ほどの水を入れ、
粉の粒が残らないように手でこねる。
②それから残った水を手に付けながら硬さを調整して、
耳たぶくらいの固さになったら小さめの団子に丸める。
③それを沸騰した湯の中でしばらく茹で、茹で上がったら
冷水に付けて冷やす。

少し簡略化させていただいたが、ざっとこんな手順で出来上がる。
冷やした白玉はとろりとしたつぶあんをかけてぜんざいにしてもいいし、
フルーツポンチに入れたり、団子汁にしてもいいらしい(p27)。
そのさっぱりとした白玉の味わいは甘いものにもしょっぱいものにも
合わせることができる万能選手のようだ。

以前中国の友人は白玉だんごの中に落花生のペーストを入れ、蜜をかけた
デザートを振る舞ってくれて、これもとても美味しかった。

また、白玉粉は白玉だんごだけではなく、洋菓子の素材としても優秀な様子。
p78の”プレーンクッキー”では、材料の小麦粉の代わりに白玉粉を
使っていて、普段のサクサクとは違うモチモチ感が楽しいおやつになっている。

その他にも、ピザやチヂミなど、思いもよらない料理へと白玉粉が大変身。
普段小麦粉を使った料理にも白玉粉は立派に役目を果たしてくれる。

白玉粉を知り尽くした老舗から生み出される美味しいレシピの数々。
白玉好きな方はぜひ一度目を通してみては?


【文責 加部 さや】


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『白玉屋新三郎の白玉レシピ』
白玉屋新三郎・著 株式会社パルコ


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